2009年10月27日火曜日

vol.39 ロックンロールだぜオイオイ

明日は朝イチで横浜のケーキ屋で打合せです。

それを含めて明日は計10時間打合せが入っているので(殺す気か)、
明日中にやるつもりだった作業を全て今晩中にやっておかなければなりません(殺す気か)。

会社に一人残って仕事もどきをしていると、あまりに寂しくなってくるので、
寂しさのあまりついついこのブログにも手が伸びるというものです。


そういえば歯医者に行った。10数年ぶりに。
自分はアホみたいに煙草を吸うし、しかもあまり歯を磨かないという特殊能力を持っているので、
もう口の中がとんでもない事になっとることは、火をみるより明らかだった。
というか、歯についたヤニが尋常じゃないことは、鏡を見ればもう誰の目にも明らかだった。
もはや火がどうとかそういうレベルじゃない。

しかし、浪人時代の愉快な仲間であるミツアキの姉ちゃんが、ヤブ医者にかかったという話を聞いてからというもの、自分は18歳からずっと歯医者には相当な懐疑心を抱いていたのだ。

ということで、意を決して行ってみました。恵比寿デンタルケアクリニック。
会社から徒歩30秒という笑えるくらいの好立地。

さすがに10年も経つと歯医者も進化しておるようで、病室(?)の壁にはパソコンが埋め込まれておった。
こんなところにも文明化は触手を伸ばしているようだ。

調査の結果、「虫歯が一個もない」という信じられないような報告を受ける。
自分の弟(※天才)は全く歯を磨かなくても虫歯にならないというスタンドを持ってたが、
実は自分も軽くそうだったのか…
27年間知りませんでした。

そんなことよりもこのヤニを何とかしてくれ、という要望に快諾する医者。
20分くらい何やら歯の表面をごしごしやられて改めて鏡を見ると、
むしろもとの自分の歯よりも白くなっとるやんけ…

備えつけのパソコンで、ビフォーアフターを見ましたが、
何というか、恐ろしいほどの変わりようでした。
それはまるで年末の大掃除で窓のサッシを拭いた時のよう。


結論:恵比寿デンタルケアクリニックはヤブじゃない


なんだか最近の歯医者はとにかくすごいな…と、ひとしきり感動して、
30秒歩いて会社に戻りましたとさ。


第一部:完


+ + +


以下は例によって「こんな機材買いました」とかいう報告。
こんな誰も興味ないことばっかり書いとったら(オンライン上の)友達をなくすというリスクを抱えながら、僕は生きている。


お買いものその①




















なんだか低音に定評があるZAOLLAのシールド(3m)。

さっそくProvidenceとの弾き比べを試してみましたが、録音した奴を聴き比べても
はっきり違いがわかりませんでした。
もう少し正確に言うと、 たしかに音は違うけど、うまくその差を言い当てられないという感じです。
あえていうと、太くはなるが、ちょっと硬くなる…かな…特にミドル~ハイが。

そこらへんは自分の耳が肥えていないので、他人に有益な形でレビューができませんが、
しかしプラグが笑えるくらいでかいので(ジャンボプラグというらしい)、
なんだか妙な説得力をひしひしと感じる。

そのジャイアン的なビジュアルがいたく気に入り、最近はめっきりこれを使うようになったとさ。



お買いものその②




















BOSSのPSA-100S(の箱)。

実は先月くらいにヤフオクで譲ってもらったmicro bass Ⅱのノイズがあまりにひどかったので、
(ベースの音をかき消すくらい「ウボァー」と鳴り続けている)
故障じゃないかと先方に軽くいちゃもんをつけかけたのだが、
はたと他のアダプターを試してみてはどうかと天啓を受けた。ような気がした。

それまで使っていたサウンドハウスがタダ同然で配っとるアダプターは、あまりいい評判を聞きません。
BBEのsonic stompとopto stompは全く問題なかったのだが…

どこかのサイトで見たのだが「9vですよ~」と書いてあるアダプターでも、実際計測してみるとかなりバラつきがあるようです。
そのサイトでおすすめと書かれていたPSA-100シリーズを、何の疑いもせずに3つの大人買い。
購入先は例によってサウンドハウス様々です。

恐る恐る試したところ、ノイズがほぼ無くなるという変化ぶり。



すみませんでした。
腹を切ってお詫びする。いや切らんけど。



(追記)
このページを今後参考にしましょう。

2009年10月18日日曜日

vol.38 冬の星に生まれたら

自分の青春と全くのイコールであるBlankey Jet Cityは自分が一度も見ないうちに解散し、
ギタリストはその後あまりピンとこない曲を量産し続け、
ベーシストはリーゼントとベーシストを辞め、
ドラマーはフリーのインプロ系ドラマーになってしまっていた。

要するに、自分が10代の後半にあんなにも夢中になったものは、
もはや誰が何をどうしても、リピート化されたものでしか追体験できん。
2000年フジロックのラストで照井が咆哮しながらマイクスタンドをなぎ倒した瞬間、
自分はあの場にいなかったのである。


できることをできるうちに、ちゃんとやっておくことが、何ともパワーはいるが、
大切なことなんだろうと思う。


例えば今ごろ自分がゲーム作曲家になっていたら、とかね。


ちょうど今ジャコのドキュメント本を読んでいる。
恐らく彼は生まれた瞬間からそうだったのだろうが、
「今やるんだ」という潔さと直球さが、何ともかっこいい。
それが多分、彼を僕らが知るジャコに押し上げた原動力だった。


今の自分の気分の曲。





今日で27歳になりました。
これからも宜しくお願いします。

2009年10月17日土曜日

vol.37 Pink Prisoner

将来の自分が作家性を備えるとどうなるかという興味から、
とりあえず今のうちからネット露出を高めておこうという考えのもと、
最近無理やり日記を書いているが、どうもエントリーが毎回長すぎる。

小出しにした方がPV的にも滞在時間的にもいいスコアになるはずだが、
「毎日全力投球」がモットーの自分としてはしょうがないのである。

さて、

以前からくどくど申し上げているように、
固定バンドもないくせに、相変わらず何かに取り憑かれたように機材を買っている。

すでに東南アジアなら何回か行けるくらいの金を投資してしまった。

自分用の備忘録として9月~10月の戦利品の報告。
固有名詞をやたら出しているのは、SEO対策以外の何物でもない。



●戦利品その①

人生6本目のベースを入手。
ほとんど衝動買い。
3000円のシャツを買うだけで「一晩考えらせてくれ」という名言を残した過去がまるで嘘のようだ。
見たかこれが社会人のチカラだ。

ちなみにベース本体を買ったのは大学4年のウッベ以来だから、4年ぶり。




















Bacchusのフレットレス。とりあえず入門用に。

某巨大SNSを介して譲ってもらう。
しかもちょうど買おうと思っていたソフトケースと一緒に(!!)
日頃の行いが良い(=会社のために不眠不休で働く)と、
このようなラッキーが舞い込んでくるようだ。

いやーパッシブのフレットレス、ずっと欲しかったのよねー。
(アクティブのフレットレスは、自分の中では完全に邪道である)

かといって10万以上するフレットレスをいきなり買うのもアレやし、
安い価格帯だとfender japanみたいなブランドネームで売っている会社よりも
バッカスみたいにしこしこ作ってる会社の方が信頼できるんちゃうか、という気がした。

ヘッドのロゴを見る限り、バッカスのクソ安いシリーズではないようです。


1時間くらい音出したが、デッドポイントも致命的なビビリもなく、
弦間のバランスも思ったよりいい(もちろんアクティブには負ける)。
うむ優秀。


基本ベースだけでゲーム音楽をレコーディングするプロジェクトのネックは、
どうしてもメロディーの演奏になる。
(ベースという楽器はそもそもメロディーを弾くには向いてない。もちろん時と場合によるが)

trb-jp2でコーラスかけたりして何度か試したが、どうしても機械的になるのはどうしたもんかと
悶々していた時に候補として急浮上したのがフレットレスなのであった。
 
しかし買った後で気づいたが、
「時の傷痕」のテーマを弾くにはちょうど1フレット足りないことが判明。
どないすんねん…
















軽くご飯が3杯はいける、トゥルットゥルッの指板の眺め。ハァハァ。




●戦利品その②




















以前ちらっと紹介したやつ。
Freedom Custom Guitar ResearchのQuad Sound Bass Preampである。
ギャグかと思うほどの名前の長さがグッド。

これも某巨大SNSを介して購入した。Micro Bass Ⅱ買った次の日に。
男は一度決めた道を追及せねばならんので、このような暴挙もノープロブレムなのである。

このプリアンプ、何がいいかって見た目である。
世のエフェクターのほとんどに対して、ビジュアルには「?」だが、これだけはかっこいい。
世界で一番かっこいいエフェクターだと勝手に思っている。

もちろん音もいい。
自分が持っているプリアンプの中では一番好みである。
ハイにエロさを出したいときはMicro Bass Ⅱを使うが、
ローに芯を出したいときはこっちを使う。


trb-jp2を買うかどうか悩んでいた時の決めてになったのが、
フィリップ・バイノがRIng of Fireでロックでブリブリ使っていたからなのだが、
5年くらい使った俺の結論は「やっぱこれロック向きじゃないわ」だった。
ルート弾きが気持ち良くない。もちろん自分のウデのせいもある。

こいつ使うとジャズベっぽくなるというか、
とにかくルート弾きメインの8ビートの時はもっぱら使っています。




●戦利品その③




















BOSSのME-50B。ベース用のマルチエフェクターです。
なんだこの至極近未来的(≒かっこ悪い)なビジュアルは!!

コーラスとディレイとリバーブの差が良くわかっていない自分のために勉強用として購入。
かのChristian McBrideが使っているから、まぁ大丈夫やろ。
親切にもソフトケース付き(某巨大オークションで出品者がつけてくれた)。

そしてあわよくばレコーディングで使ったろう、という魂胆。
決して人前では使いたくない。

とりあえず1時間試した感想。

・ とりあえず音質は悪くなる。
・ パッチはほとんど使えん(歪みはいらんのだっちゅうに)。
・ おもちゃ度MAX。これでまる1日は遊べる。

まだ試してないが、フレットレスにコーラスかけて弾くとどうなるか想像しただけでよだれが垂れます。


+ + +



半年かけてエレベ回りは欲しいものをだいたい揃った。
次はウッベ回り。アジャスターと弦を買うのであ~る。

2009年10月14日水曜日

vol.36 暴走センチメンタルジャーニー

社会人になって初めて旅らしい旅をしました。
我が社の同期5人による房総半島一周ドライブの旅です。

以下、ダイジェストでお送りします。



はじめての九十九里浜
















空は、まるで嘘のようだった。


































明らかに民家そのものの蕎麦屋































灯台にて















立ち入り禁止区域へ
















全てを忘れてしまいそうな絶景




















































何しとるの




















コテージはこんなかんじ




















バーベキュー



































花火でおもろい絵がとれました






















































































































最後は打ち上げ花火でした。





















高知以来に見たヤシの木





















2日目


































携帯のカメラで夕日の良さは捉えられません






























お疲れさまでした
















しかしあれですな。

2日間もべったりだと、みんなの人となりが見えてくるもんです。
それは単純に過ごした時間だけじゃなくて、旅というものに人生観が反映されているような気がします。

人生は旅である、とはよく言いますが、
人生が人となりを形成するとものだとすると、
旅は人生である、とも言えそうです。

2009年10月10日土曜日

vol.35 ベイビー俺は正常だぜ

















▲こんな仕事真っ盛りの中、夏休みを無理やりとって関西に舞い戻るの巻。


-1日目-


院生卒業直前までお世話になったバイト先に顔を出す。

長年温めていた夢、「自分の金で伊勢海老を注文する」がついに達成される。

そして生中一杯でべろんべろんになる。




三条の伏見というお店です。
京都来たら必ず行って下さい。必ずです。









-2日目-

大阪でリハ。

「エレベもゴロゴロで運ぶ」という画期的な発明をついに実行に移す時が来た。
前回の帰京で、肩が痛めすぎたためです。
さすがいまさし、PDCAサイクルを忘れません。




















結果:肩は痛くならないが、階段が死ぬほどしんどい。

このフィードバックを次回どのような形に活かすのか、見物です。
はっきり言って全く打開策が見つかりません。

余談ですが、バリアフリーは完全に関西より東京の方が進んでいますね。
関西の駅はエレベーターがあってもホームの端っことかが多いです。



バンドのリハ後に、わっちーとワゴンズのレコ発ファイナルを見に行く。

福島の2nd lineというところ。













閃きのページという曲が大好きで、それが聴けた時は感動した。












関西来たらみんな必ず見に行って下さい。必ずです。

ちなみにサイト私が作ってます。http://wagons.jp/pc/
みんな必ずブックマークしてください。必ずです。



-3日目-

Swing Jazz Cruise本番。

当日ダークがやることを知るが楽勝で間に合わず。
Chinoiserie聴きたかった…


阪大がやってました。

見るのは山野に続いて2回目です。

コンマスのベースの子がすごいいい音してました。
「スイングジャズのベースの音ってこういう音やね」という音。

ダークやってる時に見とけば(もちろん無理)自分の演奏に何かしら変化があったやろうな…




ダブルフォース
(から客席を見た図)。

ベーアンはPhil Jonesでした。
ローは太いけど、ハイにかけて線が細くなる傾向がありました。

野外の影響はだいぶ大きいと思いますが。






ライブは大盛り上がりでしたが、 自分は信じられない凡ミスの連発に冷や汗かきまくりの展開に終始泣きそうになる。

本番に弱いのは相変わらずだった。
バンドの皆さん、ほんまにすみません…

ライブでこんなに落ち込んだのは2004年ダークのクロコダイル以来です。


教訓:もう少し暗譜しましょう。


打ち上げで人と喋って少し気がまぎれる。
帰りの電車につきあってくれたまひよさん、ありがとうございます。



ちなみに満月でした。




















-4日目-

東京に帰る。

2009年10月1日木曜日

vol.34 アクアレッドに咲いた花

今週末、超久しぶりにライブ出ます。
神戸で。

10/4(日)
Double Force Jazz Orchestra
@神戸ハーバーランド

ベーシストとしてライブするのは去年の7月以来です。

そして、もっち~さんによると、詳細は以下の通りだそうです。
イベント名:Swing Jazz Cruise
イベントURL:http://sound.jp/sjc/
ダブルフォースのお出番:18時頃から「モザイク」にて
ダブルフォースのおURL:http://www.geocities.jp/tpshionoyajazz/01df/top.html

組長様が欠席なのが極めて残念です。

金曜・月曜と今更の夏季休暇をとってまで東京から戦に挑む、
この本気ぶりに心打たれた方は無理してでも見に来て下さい。


+ + +


ということでプリアンプ買いました。
EBS のMicro Bass Ⅱです。
なんだか超定番の感のある製品です。



EBS製品の勝手なイメージで、ヤなアクティブ感が強まる気がしていて、敬遠していましたが、使ってみると、あらまぁビックリ。
よりバッキバキになるかと思いきや、音像にちょっとした高級感が加わる感じです。
意外。

trb-jp2はピアノみたいな音を目指したとかなんとか、ヤマハかどっかのサイトで見ましたが、高音域になんだか妙な「太さ」があります。

このMicro Bassでハイミドルあたりを少し稼ぐと、ハイポジションが微妙に「かすれ」ます。
あぁたまらん…
F-Bassっぽい音に少し近づく印象です。
近代的なファンクとかフュージョンとかのベーソロとかで使うと効果てきめんな気がします。

他は、まだあんまり使っていないのでよく分かりません。
エフェクターのミキサーがあるのが将来重宝しそうな気がしています。
もしかしたらウッベのブレンダーとして使うかも。

ただ、やたらノイズが乗ります。
アダプターでは結構悲惨です。是非電池で使いましょう。


そしてなんと、1日違いでまた別のプリアンプ買ってしまいました。
Freedom Custom Guitar ResearchのQuad Sound Bass Preampです。
渋谷の某楽器屋で試奏して一目惚れしていた奴です。

だって、これめったに中古でない上にタイムリーに超欲しかったんだもん…

こいつでBoostをオンにすると、低音(4~5弦の5フレット以下)に絞まりが出ます。
自分のtrb-jp2はこの辺りの帯域の音像がボヤケ気味だったので、その補正用です。


これでMXRのM-80と合せてプリアンプが3台になってしまいました。
何しとるんだ俺…

M-80は歪み用にするという用途が考えられますが、よく考えると歪みが必要となる音楽を一切やっておりません。
どないしょ…


+ + +


そういえば、最近アコギにも手を出しました。



何を間違ったのか、amazonでクロノクロスのギタースコアを買ってしまい、
「まぁ6弦ベースやから弾けるやろ」とか思っていたら、全く弾けなかったからです。

教訓:6弦ベースはギターではありません。



▲参考写真

弾いてみると、どの曲も結構素直なコードで拍子ぬけでした。
やたら難しいことやってるのかと思ってたんやけど…

ということで、

・バッキングとかアルペジオ:アコギで
・ベース:ウッベで
・主旋律:6弦ベースで
・リズム:会社の先輩から借パク状態のジャンベで

を一人で「時の傷跡」をレコーディングでもしてみるか。
あぁ想像しただけで超楽しそう。


+ + +


そういえば、ようやく家にカーテンつけました。



これで冬の寒さが幾分緩和されるはずです。